FX決死隊@ECB利上げへのカウントダウン

2011年4月6日

ECB利上げへのカウントダウン

Filed under: FX — タグ: — admin @ 5:34 AM

ECBが利上げへの方針転換を迫られたきっかけは、ユーロ圏の12月消費者物価指数(HICP)の前年比が2.2%の上昇率となり、ECBが誘導目標として掲げている「2%未満で2%近く」を2年ぶりに上回ったことである。ただ、この結果が発表された1月時点では、インフレ懸念は短期的なものと見なされていたため、市場の利上げ予想は2012年から2011年末への前倒しとの見方が主流だった。
市場ではECBの利上げ期待に対し、ユーロ圏経済の回復力が弱いことや、財政難に苦しんでいるユーロ圏の国々の内需回復が不透明であったことなどから慎重な見方が続いたと思われる。その後、中東や北アフリカでの民主化デモによる政治の混迷で原油価格が高騰したことを受け、利上げ予想は7~9月に前倒しされた。

しかし、ECBの4月利上げ予想を市場が織り込んだ最大の決定打は、3月3日のECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見である。ECBが景気回復に貢献できるのは、物価安定の確保を通じてのみと認識し、「物価安定が唯一の政策目標」との基本方針を貫く姿勢を示したことにある。特に低所得者層に対して、物価上昇が購買力低下を招くリスクになりつつあることを指摘している。4月利上げについて確約したものではないとされたが、ユーロ圏の3月消費者物価指数(速報値)で前年比2.6%と市場予想を上回り29カ月ぶりとなる高水準となっていることから、原油価格が急落するなどインフレ圧力を大幅に低下させる材料が出てこなければ、7日のECB定例理事会で25bpの利上げの可能性は高い。

ただ、利上げが決定された後、トリシェ総裁は追加利上げについて否定していないものの「連続利上げの開始ではない」と発言している。4月に利上げを決定すれば、5月や6月と追加利上げの可能性は殆どなくなる。ここで疑問もある。
一度の利上げでECBの思惑通りインフレ率を低下させることができるのかという疑問である。インフレ率上昇の原因は、原油や商品そして食品価格の上昇という供給側の問題であり、またユーロ圏内の数カ国で行われた財政健全化のためのVAT(付加価値税)の引き上げなども原因である。

またユーロ圏では、ポルトガルの財政懸念が直近の課題である。ポルトガルは4~6月期に7億5,000万ユーロから10億ユーロの短期国債の入札を発表したが、国債利回りは上昇が続いている。ユーロ圏内の国々への格付け会社の格下げなども含め、ソブリンリスクが再燃する可能性がある。英国でも5月はイングランド銀行(BOE)の利上げが囁かれ、米国でも6月末に量的緩和(QE2)の期間満了が予定されている。急上昇したユーロを利上げ期待だけでさらに買い進むにはリスクが高いと見ている。ECBの定例理事会を前後してユーロの上値は重くなると見ており、ユーロの上昇局面は売りポジションの構築局面とみている。

2011年3月22日

高値にチャレンジ

Filed under: テクニカル分析 — タグ: — admin @ 10:04 PM

ポンド円チャート

先週のレポートでは、ADラインに注目した。ADラインを維持することができれば、堅調な展開が続くことが期待されたからだ。個人的な見解としては、ADラインを維持するであろうが、C点の上方を越えて行くのは難しいであろう、と紹介した。実際には、予想通りにADラインを維持することは出来たのだが、予想に反してC点の上方を通過していった。次の注目日は4月12日前後である。

今週のポイントは「このまま堅調な展開は続くのか」ということである。

2011年3月19日

上昇に弾みがついている

Filed under: テクニカル分析 — タグ: — admin @ 10:00 PM

豪ドル円チャート

先週のレポートでは、BCラインに注目した。BCラインが下値支持線になるのか否かに注目したからだ。個人的な見解としては、BCラインに沿ってC点を窺う動きにはなるものの上値は重たくなっていこう、と紹介した。実際には、ほぼ予想通りの展開になっている。次の注目日は4月6日前後である。

今週のポイントは「どこまで上昇が続くのか」ということである。

2011年3月16日

レンジを上放れる

Filed under: テクニカル分析 — タグ: — admin @ 9:59 PM

ユーロ円チャート

先週のレポートでは、B点に注目した。B点の時間的位置が変化日になる可能性があったからだ。個人的な見解としては、B点以降は軟調な展開になっていくであろう、と紹介した。しかし、実際には、B点以降上昇に弾みが付き、BCラインに沿って上昇をした。先週末には、上値抵抗線ACラインに到達して取引を終えている。次の注目日は4月5日前後である。

今週のポイントは「どこまで上昇が続くのか」ということである。

2011年3月13日

高値を更新していくか

Filed under: テクニカル分析 — タグ: — admin @ 9:57 PM

ユーロドルチャート

先週のレポートでは、ACラインに注目した。ACラインを維持することができたのであれば、堅調な展開が続くことになるからだ。個人的な見解としては、p点とq点のダブルトップ、ACラインを割り込んでいたことから、ABラインに引き寄せられる調整になると紹介した。しかし、実際には、週明けの変化日より上昇に転じ、ACラインを再び越えて先週末の取引を終えている。次の注目日は4月8日前後である。

今週のポイントは「高値更新となるのか」ということである。

2011年3月10日

ドル高に加速

Filed under: テクニカル分析 — タグ: — admin @ 9:50 PM

ドル円チャート

先週のレポートでは、BDラインおよびADラインに注目した。BDラインに沿って動くのであれば堅調な展開が続くし、ADラインに到達すれば、70円台示現前のもち合いに戻り、更に落ち着いた動きになっていくことが考えられた。ただし、個人的には、ADラインを越えていくのは難しいであろうと紹介したのだが、実際にはADラインを越えて上値抵抗線CDラインまで到達した。次の注目日は4月7日前後である。

今週のポイントは「このままドル高が続くのか」ということである。

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